娘の同じ病気の子は 抵抗力が低いので
気温 気圧の変化で体調を崩しやすい
いつもどうり 体調崩しても
また 元気なになると思っていた
今回は 元気なったよ ではなく
亡くなったよ だった
私の頭の中に 娘が亡くなった時の
残像が蘇り 震えた
ため息しか出ない 私が居た
会いに行こうと思って 会いに行かず
何もしてあげらずに この世を去ってしまい
また来るからねと 言ったのに
なぜ 会いに行かなかったのか
自分は約束を守れなかった
その子は施設ではなく
葬儀場に居るとの情報をもらい
会社帰りにお菓子を買い 大急ぎで
向かったのだった
私が再開したのは 通夜の前日
娘が葬儀をした会場と同じ場所
1人寂しく 薄暗い冷たい部屋で
花に囲まれて 眠っていた
私はゴメンとしか言えなかった
娘と同じ 径間栄養だった子なので
口から食べもは食べてない
食事は流動食
施設で育ったので 美味しいお菓子の
存在も分からない
美結とのお別れと同じように
これからは
お菓子 沢山食べなね
美味しいよ って
美結の髪飾りと お菓子を
御線香の横に置き
優しい顔に 涙声で
1人別れを告げてきた
美結が旅立った際は 沢山の花 沢山の人に
囲まれて旅立った
美結に似た子は
少数の人 少数の花に 見送られて
旅立ったったのでした
後日 遺骨は母が取りに来た様です
生まれた場所 その子の親によって
見送られて方も違う
身体が不自由だから？
親の都合か？
子供が悪者か？この違いは何に？
家庭に事情があるにせよ
施設に預けっぱなしで 面会に来ず
会わない？会えない？
会わなかった理由を教えて
言葉が話せないけど
母が面会に来るのを づっと1人で
長年待ってたと思うと 涙しか出て来ない
今は その子の写真は 我が家の
美結の写真の横に 並べて飾ってある
美結と一緒なら 寂しくないでしょ
もう施設じゃない 1人じゃない
美結と一緒に 我が家に居れば
さみしくないね
こらから 美結と施設外の景色
見て回ろうね
2018
