あの日から2190日が過ぎた

亡き娘に 夢で会えた
しばらくぶりの再会

今日はお洒落な白い服だね

抱っこしたら 前よりも体重が増えた様で
年長の三男「桃舞」位の重さに

冷たい風に
美結の温もりを感じながら
抱っこしながら散歩

すれ違う人達に 美結が自分で手を振っていた
しかも優しく微笑んで
手を振るといっても
小さい子供が手を振る程度だけど

生前は不自由を纏ってた身体
動かす事が出来なかったからだ

それが今 
自ら手を動かしている 微笑みながら

向こうで 一生懸命練習したんだなって
一人で 頑張ったんだなって
感動して嬉しくなった

「凄っごいねー 出来る様になったんだね」と
話しかけると また 笑顔を見せてくれた

場面が変わり 帰り際
また抱っこをして欲しいみたいで
抱っこをした 瞬間
景色がぼやけて 目が覚める
それは束の間の夢
記憶に残すべき夢

2月22日 明け方
私に寄り添って すやすや眠る
三男「桃舞」がいた 温かい

美結が旅立つた時
長男「清治」は
ちようど今の桃舞と同じ年齢
数え切れない時間が
経過した事を実感した

美結は私に
向こうで 沢山体を動かす練習をして
自分で自由に動かせる様になった身体
見せに来てくれたんだと 

生きてれば 4月から養護学校の中学生3年
身長も伸び 顔もお姉さんぽく変わり 
無邪気な弟達の面倒をみたり
お花見したり 好きな音楽聴いたり
友達と遊んだり

楽しい事沢山まってたんだと思う

でも再会した美結の容姿は
あの日のまま 小さく可愛らしく

末っ子桃舞の卒園式は こぶしの木の下で

桃舞の小学校の入学式は 桜の木の下で
美結が夢で教えてくれた あの桜

家族揃って写真を撮ろうな 
必ず撮ろうな

知ってると思うけど 4月から
清治は6年生 風雅は2年生
桃舞は1年生
美結は中3だもんな 弟達の
宿題見て上げて欲しいなー

パパより 勉強できるしさ
パパにも未だに色々教えてくれるしさ

いつでも帰っておいで
突然 ただいまって来ても良いよ
皆んな待ってるかさ  
食べたい物 なんでも言ってな
寿司かな?

もちろん そっち居る
ばあゃんに ちっと弟達を見てくるね
って言ってから
出かけてくんだよ 

着たらさ 暗い帰り道困らない様に
パパと、お揃いの光るマスク 渡すからさ

涙 222には意味があったんだね

R3 225    MYCB

おすすめの記事